照明をLED電球にかえてみた
20年程天井の照明に蛍光灯のシーリングライトを使っていた。ところが照明器具の故障で、蛍光灯が一切つかなくなってしまった。蛍光灯はインバータ回路で、ヒューズが切れていて、部品が1個焦げていたのでこれを変えれば直るかなと思ったが、この分野の知識は皆無なのであきらめた(残念)。
天井のシーリングライトは今はLED照明で1万円以下でも購入できるみたいだ。美観的よりも機能的に明るく照明したいということで、LED電球を取り付けることができる器具をAmazonで購入した。
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天井にシーリング用電球ソケットを取り付ける。
4分岐ソケットにLED電球を取り付ける。
電球をつけたものを天井に取り付ける
電気をつけてみる。電球色が2個、白色が2個。白熱電球60Wクラスのものが4個だ。
うーむ、写真の色が実際と違う。フラッシュで撮影してみよう。
ちょっとは色味加減が白っぽくなった。
さらには、部屋の上の方を撮影してみよう。
カメラで映すと、照明の場所だけが明るく写ってしまう。でも、明るさは結構なものだ。消費電力は6.7W×4=26.8W。ざっくり30W以下だ。白熱電球だと240Wで相当ポカポカするのではないかと思うけれど、30Wでこの明るさはスゴイ。
美観的にはコメントいっぱいかもしれないが、機能的にはこれで十分かな。
あと、LED電極でも壁スイッチのOn/Offで切り替えることによって調光できるものもあるようなので、それをチョイスするのもいいかもしれない。
ラムダ株 (Lambda variant) (3)
感染症専門医の忽那賢志先生の記事が掲載されたので、さっそく読んでみた。
現時点では情報は限定的であるが、引き続き関心をもっていこうと思う。
それでも、今日は検索するといくつかはヒットする。その中で、
図ではどのスパイク蛋白質が変異して感染性(赤い矢印)、中和抗体の抵抗性(青い矢印)について説明されているが、既説のとおり、452番目と490番目が関与していることを示している。いずれもACE2に結合するためのRBD(Receptor Binding Domain; 受容体結合領域)に関与しているのでより感染性が高いことを示唆している。
このコンテンツの中で、ラムダ変異株に関係するところをDeepL翻訳
ラムダ変異株の進化的形質
- bioRxiv*プレプリントサーバーに掲載された新しい研究では、分子系統解析を用いて、ラムダバリアントの進化形を研究しました。
- 今回、研究者らは、Lambda Sタンパク質のNTDにRSYLTPGD246- 253N変異が挿入されていることが、病原性の増加に関連していることを明らかにしました。この突然変異は、南アメリカの国々でラムダの変種が急速に広まった原因となっています。
- 本研究の著者らは、Lambda変異体の重要なウイルス学的特徴として、a)RSYLTPGD246- 253N、L452Q、F490S変異によるウイルス誘発免疫反応への耐性、b)T76IとL452Q変異による感染率の向上、の2点を挙げている。
- この研究により、Lambda SはLambda+N246-253RSYLTPGD S誘導体と比較して、ワクチンで誘発された抗血清に対する耐性が高いことが明らかになった。
- もう一つの重要な点は、RSYLTPGD246-253N変異がNTDの「スーパーサイト」の構成要素と重なっており、これが免疫優勢部位であることを示していることである。したがって、この部位の変異により、Lambda変異体はCOVID-19ワクチンによって誘発される免疫応答から逃れることができたのです。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
ラムダ株 (Lambda variant) (2)
ラムダ株は、以前投稿した。それから直近に知った内容を記してみる。情報が少ないと不安を増強するが、正しく畏れるためにもそれを打ち消すように知ることによって怖れと格闘している。
スパイクたんぱく質の452番目のアミノ酸の変異が関係しているか
National Geographicの記事で思ったことは、452番目のスパイクたんぱく質のアミノ酸の変異が中和抗体が認識するかしないかで感染が成立するか成立しないかという鍵を握っているということ。この記事の3頁目「スパイクたんぱく質の452番目のアミノ酸」を読むと、これは現在流行中のデルタ株もそうだし、米国カリフォルニアで以前流行した変異株も452番目に関係している。ということは452と番号が振られた変異は感染性が高い傾向があると認識したほうがいいかもしれない。
最凶とは衝撃的なタイトルだ
こんなタイトルだととても気になる。ビビらせて、心させてから読ませるというテクニックなのだろうかと思ってしまう。でも、勉強になることは書いてある。
注)リンクアウトのため2021/8/12にリンク先変更しました。
情報は現時点でまだは少ない
デルタ株が世界的に見れば90%以上優位とのことであるが、ラムダ株は全世界で1%にも満たないようだ。しかしペルーでは死亡率が高いことからこの先の注意は必要だ。
YouTubeでは以下のクリップがあった。YouTubeの翻訳機能で日本語テロップを表示させることもできる。その表示の一生懸命さを伺うことができるが、今後音声認識がより進んでいけば、かなり流ちょうな翻訳になるかもしれない。とは言っても、映像だけでも理解はできそうな感じがする。
3番目のHusuton Hospitalで最初のラムダ株の感染者が見つかったYouTubeでは、USA Todayにもそれに類似した説明があった。
現時点ではデルタ株より悪いかどうか断定していない。ご参考までに、同記事をDeepLで翻訳すると内容がよく理解できる。
国立感染研究所の報告(2021年7月6日現在)
ここでもラムダ株は動向を見守っていることが伺えた。
キセノンフラッシュの分光特性(メモ)
閃光といえばカメラのストロボを連想する。視覚の光刺激装置にも閃光刺激を発光するものがあり、その分光特性を以前記録したことがあったので、投稿しようと思う。希ガスのキセノンがガラス管の中に充填されていて、コンデンサに例えば300V~400Vで充電されたエネルギーをトリガの信号と合わせてガラス管の中に放出し光を放つことで閃光が実現される。瞬間の測光ではスペクトルメータが追い付かない(多分追い付くのだろうけれど、私が扱い方を知らないだけかも)ので、30Hz程度で連続発光させたときの分光特性を以下に示す。
これは白色LEDとは異なって可視光380~780nmの範囲でほぼ均等でかつところどころ鋭い突起がある状態だ。
もう一つ別の光刺激装置の分光特性を録ったものがあったので下に示す。
キセノンガスの成分が異なっているため、分光特性が異なると推測する。成分がどうなっているかは見当がつかないが、一律同じではないようだ。Googleで検索すると上述の内容のそれとは異なる分光特性が表示されている。この2つはヒトに適用することを想定しているので、400nm以下の波長はカットしている。そうでなければ300nmから発光しているということもわかる。
色味は、色温度が示すように、アメリカ産のものは青白い感じがするが青が自己主張するような青白さではない。イタリア産のものは電球っぽい黄色はない白という感じを覚えた。
電圧リファレンスでドンピシャの電源を作ってみる(その3)
精度がいいコストパフォーマンスがいい内容を再検討してみよう。今回作る回路は実際のプロジェクトにあわせて、絶縁電源をつくってからの内容になる。
回路の概要
- トランスドライバIC MAX845ESA+T (Maxim)を使ってでトランスをスイッチングさせる。本当は、SN6501 (TI)を使用したいのだが部品入手難ということがありそうした。
- トランスは760390012 (Wurth Electronik)のパルストランス。これは2.5kVの耐圧性能を持っている。巻き線比は1:1.1とされているので、5Vが5.5Vになる。
- 絶縁電源を5Vに整えるのに、LDO TPS7A2050 (TI)を使った。
- 5Vから-5Vをつくるのに、チャージポンプ IC NJW419M (JRC)を使った。ここも、本当は、TPS60403 (TI)を使いたいのだけれど部品入手難。今年はゲットできないというのだから困ったものだ。
- オペアンプは、2回路のOPA2189 (TI)をチョイス。入力オフセット電圧が5uVと極めて小さいのが特徴。出力短絡電流も±65mA。
- 電圧リファレンスは、REF4132 (TI) と MCP1501 (Microchip) をチョイスした。
- 固定抵抗は、±0.1%精度のものを使った。今回は、12kΩのものを使った。±2.5Vの電源のほかに、+2.0Vのリファレンス電圧も作りたかったので。12kを選択すれば、3kと分圧すれば2.0Vができる。
部品を基板に並べて配線
電圧リファレンス出力 (2.5V)の測定結果
REF4132
MCP1501
購入価格は、アバウトに描くと、REF4132が300円程度。MCP1501は100円程度。
1000点ほどの分布をみると、REF4132の方がばらつきが小さい。MCP1501の方が2.5Vにより近いという結果が出た。DMMで測定してて思ったのが、REF4132の方が数字の変動が少ない。それに比べるとMCP1501の方が少し大きかったということである。
今回はREF4132を参照電圧として全体を測定した
概ねドンピシャ2.500Vが出ているといえる結果かな。ひとまず、このストーリーはこれでおしまいにしよう。
固定抵抗器の精度
精度±0.05%の固定抵抗
表面実装部品が主流なご時世で、抵抗一つにしてもチップ型の抵抗が当たり前に使われている。私はそれほどはんだがうまくないので、なんとか1608(0603)サイズの抵抗であれば、例えばユニバーサル基板の穴と穴の間にはんだ付けができる程度だ。
電圧リファレンスから、正負のドンピシャな値の電圧を出したいという思いから、オペアンプに使う抵抗についても選んでみた。精度は0.05%の精度をもつRG2012N-103-W-T1(Susumu)をDigikeyで買ってみた。
10個購入して1個当たり90.2円(7/20現在)。お高い抵抗である。ここぞというところに使うのはいいけれどコストを考えると躊躇する。温度計数は±10ppm/℃で、既に紹介した測定値の経験は2個であるが、10.0004kΩと10.0011kΩで±0.05%の範囲9.995kΩ~10.005kΩの中入っている(測定器の精度が担保されていることも全でいてはあるが)。
値段だけの性能があるということはよくわかった。コストパフォーマンスを考えて検討してみよう。
精度±0.1%の固定抵抗
コストダウンを考えるということは、精度を1段階落とすことで対応することをもくろむ。±0.1%といっても、ひょっとしたら、それ以下のことだって十分ありうるのではないだろうかと期待している。日本のメーカー2社のものをDigikeyで買ってみた。
いずれも±0.1%精度のもので、それぞれ10個購入して、DMMで測定してみた。DMMの精度は概ねあることを前提としている。不確かな要素もあるかもしれないことも想定しつつ。
測定してみると、2種類とも±0.1%以内に収まっている。10個で判断するのはどうかという思いもあるが、そんなにばらついていない。実際に測定している値は小数点5位まで表示されているけれど誤差の範囲にもなるかもしれないし。
であれば、今回のやりたいことでは精度が±0.1%のものでもいいということにしようかな。値段も±0.05%のものと比べると半分以下になるし。
電圧リファレンスでドンピシャの電源を作ってみる(その2)
では作ってみよう
以下が回路の概要である。
- ACアダプタで直流5Vを供給する。
- 電圧リファレンスADR4525BRZ (Analog Devices)に5Vを入力し、2.5Vを出力する。
- オペアンプは、OPA192 (Texas Instruments)を使用した。
- オペアンプは両電源で駆動させるため、チャージポンプTPS60403 (Texas Instruments)で5Vから-5Vを作成した。
- 固定抵抗は10kΩ (0.05%, RG2012N-103-W-T1(Susumu))を使用した。
一度に作製したのではなく、まずは、電圧リファレンスだけを動作させた。変換基板は秋月電子で販売しているものを使用した。ADR4525は手元に8ピンの変換基板が無かったので16ピンのものを使用した。あと、ピンヘッダも。まだ、こうした変換基板があるから、こうして作ることができるのだけれど、なかったらホント大変。もっと言えば、最近は足が無い部品が多くなってきているので、足がある部品があるうちはありがたいとつくづく思う。
こともあろうに、煙を出してしまった
電源投入後いきなり煙が出てきた。ヤバい。これで死んでしまったか。なんてことを。極性を間違えて後悔。慌ててコネクタから電源を外したが、ADR4525は熱くなっていた。極性を正しくして恐る恐る電源を入れてDMA(VOAC7602)で出力電圧を測定したら、2.49843Vだった。煙が出たとしても精度は-0.0628%だ。これはこれで意図した回路を作っていく。オペアンプの選択は、また別に述べたいが、入力オフセット電圧が低いことと、短絡電流が使用するADコンバータの消費電流の5倍以上(勝手に決めているが)、あるいは十分能力があることを基準としている。そのほかには、温度変化の影響が少ないなどを考慮してひとまずOPA192を選んだ。
まとめると
基準電圧の値と、オペアンプから出力される電圧の値の絶対値は小数点第3位までは同じだったので、概ね精度が良く出ていることが判った。
ただ、この回路は、電圧リファレンスICが1個一千円程する(Digi-key)。また0.05%精度の抵抗も購入する数によるけれど、1個百円程する(Digi-key)。コストとパフォーマンスを検討すると、コストダウンしてそこそこ精度を出す内容を考えよう。この続きはまた。