KennyHeadway's miscellaneous notes

雑記のコンテンツを集めて情報発信できるかな

固定抵抗器の精度

精度±0.05%の固定抵抗

表面実装部品が主流なご時世で、抵抗一つにしてもチップ型の抵抗が当たり前に使われている。私はそれほどはんだがうまくないので、なんとか1608(0603)サイズの抵抗であれば、例えばユニバーサル基板の穴と穴の間にはんだ付けができる程度だ。

電圧リファレンスから、正負のドンピシャな値の電圧を出したいという思いから、オペアンプに使う抵抗についても選んでみた。精度は0.05%の精度をもつRG2012N-103-W-T1(Susumu)をDigikeyで買ってみた。

www.digikey.jp

10個購入して1個当たり90.2円(7/20現在)。お高い抵抗である。ここぞというところに使うのはいいけれどコストを考えると躊躇する。温度計数は±10ppm/℃で、既に紹介した測定値の経験は2個であるが、10.0004kΩと10.0011kΩで±0.05%の範囲9.995kΩ~10.005kΩの中入っている(測定器の精度が担保されていることも全でいてはあるが)。

値段だけの性能があるということはよくわかった。コストパフォーマンスを考えて検討してみよう。

精度±0.1%の固定抵抗

 コストダウンを考えるということは、精度を1段階落とすことで対応することをもくろむ。±0.1%といっても、ひょっとしたら、それ以下のことだって十分ありうるのではないだろうかと期待している。日本のメーカー2社のものをDigikeyで買ってみた。

www.digikey.jp

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いずれも±0.1%精度のもので、それぞれ10個購入して、DMMで測定してみた。DMMの精度は概ねあることを前提としている。不確かな要素もあるかもしれないことも想定しつつ。

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抵抗値をDMM(VOAC7602, Iwatsu)で測定してみた。

 測定してみると、2種類とも±0.1%以内に収まっている。10個で判断するのはどうかという思いもあるが、そんなにばらついていない。実際に測定している値は小数点5位まで表示されているけれど誤差の範囲にもなるかもしれないし。

であれば、今回のやりたいことでは精度が±0.1%のものでもいいということにしようかな。値段も±0.05%のものと比べると半分以下になるし。