吐く息を可視化する技術ってスゴイ!
高感度高解像度赤外線カメラで二酸化炭素を検出する原理で
新型コロナウイルス感染症で、エアロゾルによる感染リスクを下げることを意識していて、YouTubeを調べたら、以下の動画に出会うことができた。カメラの性能とレンズの性能が非常に良いことが伺える。
NIMS (National Institute for Materials Science 国立研究開発法人物質・材料研究機構)の技術の一端を伺えるが、吐く息をこんなにまで可視化することができるのには感嘆した。
高感度高解像度の赤外線カメラで、吐く息の二酸化炭素 (CO2)の吸光特性を調べることによって、その流れが可視化できるようだ。
二酸化炭素の赤外線吸光波長は4.2umとされている。
吸光の程度によって空気の流れに濃淡が現れるということだそうだ。なお、吐く息には4%程の二酸化炭素が含まれているとネットでは多く聞かれる。「人の呼気中のCO2濃度は運動量とともに増加し、安静時の約1%から重作業時の9%まで変化します。」
不織布マスク着用(右)とそうでない場合とでは呼気の流れが異なることがよくわかる。
ここで注意しないといけないのは、呼気の流れであることで、
ウイルス(SARS-CoV-2)を直接とらえていることではないことだ。
このYouTubeを視聴して、気流がどういう軌跡をたどるのかがよくわかったし、エアロゾル感染対策で換気に十分気を付けることが大事だということがよく理解できた。
半導体不足 (2)
デジタルアイソレータをやむなく変更した
開発を進めて、試作基板を作成するために、回路図から生成されたネットリストと部品表をいつも発注している基板屋さんに提出する。半導体不足の影響で、部品変更が余儀なくされた。デジタルアイソレータという入出力間の信号を絶縁して通信させるための阻止。。
絶縁にはこれまではフォトカプラを使っていたけれど、SPI通信を5MHz程度のクロックで行うため、早い素子がいいなということで最近使い始めた。別の試作品には、ADuM2401 (Analog Devices) を使っていたが、半年前はDigiKeyで普通に購入できてた。私は、Si8641BD (Silicon Lab)をコストパフォーマンスから選定していたが、これが当面入手できないということで、ISO6741 (Texas Instruments) に変更した。
基板屋さんに提出した時点ではまだ在庫があったのに、基板屋さんでアートワークを進めたり部品を手配してもらっているときに無いということで、Maximとかほかのメーカーのものも当たってみた。かろうじて、ACML-7410 (Broadcom)がまだ入手できそうだったのでひとまずこれにしてひとまず先に進めた。使ったことが無い品番なので、一抹の不安があるけれど、こういった状況だから仕方がない。
昔使ったことがある部品は現在いくらで購入できるか
ふと思い出したことがあって、20年ほど前に小ロット製品を製造するために使っていた部品が今いくらで購入できるかを調べてみた。MAX525BCPP (Maxim)という12ビットの4チャンネルDCコンバータである。当時は1個2,000円程度だったと記憶していた。今、Digikeyで調べてみると1個3,500円程度になっていた。
足のあるPDIPパッケージの部品はほとんど使わなくなったが、これじゃないと困るという状況であれば、価格が高くなろうが入手できればありがたいという風になるだろうなとも思ったりした。
久々に文字だけになったが、これはこれで書き残しておこう。
防音ネジ「Sound Screw」
高校の同級生が教えてくれた。すごい構造をしたネジだなと感心した。
このネジを作ってくれる工場を探しているとのことで、商品化はまだみたい。
仕事で取引があるネジやさんに教えてみようと思った。
ただ、どうやって何を固定するのかがいまいちピンとわからないけれど、このネジと石膏ボードで音が半分以下になるのであればそれなりにいいものではないだろうか。
ラムダ株 (Lambda variant) (5)
ここのところ、ラムダ株は情報がいろいろヒットするようになってきた。今回で5回目ですが、当方医学系知識は皆無なので、その点ご了承を。ちょっとはお勉強していますが、膨大すぎておなかいっぱいです。
CSIRO (Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation) オーストラリア連邦科学産業研究機構では、以下の情報が掲載されていた(DeepL翻訳)。2021/7/6
- CSIROの科学者でCOVID-19プロジェクトのリーダーであるSeshadri Vasan博士は、次のように述べています。
- 「2021年7月7日の時点で、SARS-CoV-2ウイルスのゲノム配列の世界最大のデータベースであるGISAIDには、合計222万件のエントリーがあり、そのうち2,235件がラムダバリアントを構成しています。
- 「GISAIDに登録されている2,235個のラムダ型のゲノム配列のうち、3個はペルーのネコから分離されたもので、残りの2,232個はヒトから分離されたものである。このバリアントは、オーストラリアを含む29カ国に広がっており、2021年4月3日にシドニーの28歳の男性から分離されたラムダバリアントを記録しました。
- 「感染した場所の多くは南米で、主にペルーですが、最初のサンプル採取は2020年11月8日のアルゼンチンのようです。
- 「ラムダ型には様々な変異がありますが、その多くは免疫回避、つまりウイルスが人の免疫反応を回避するためのもののようです。ウイルスのスパイクタンパク質にある重要な変異のうち6つは、3つの置換変異が近接して「ペア」になっている。
- スパイク以外では、1つの変異(「nsp6」の106-108の欠失)は、懸念されているアルファ、ベータ、ガンマの各変異体に共通している。興味深いことに、L452Q置換は中程度の急激な変化であり、懸念されるDelta変異体と関心のあるEpsilon変異体の両方で同様のもの(L452R置換)に遭遇します。
- "現段階では、ラムダバリアントは間違いなく構造的に興味深いものですが、懸念されるバリアントであるかどうかを判断するためには、感染性やワクチンへの影響に関するさらなる疫学的証拠や専門家による研究が必要です。"
PHEの報告書より
Public Health Englandの報告書からの有病率を直近1か月みてみると、8/6の報告書では日本が初めて色付けされた。デルタ株が蔓延でまだラムダ株が拡大する兆候は認められないようだ。
ラムダ株 (Lambda variant) (4)
オリンピック最凶株だどいわれていたが、今朝のニュースを確認したら、上陸を確認したとのこと。
現在の懸念はもっぱらデルタ株である。ペルーではデルタ株ではなくラムダ株の猛威という状況だった。ペルーはあれから新規感染者数の統計を見る限り、猛威を振るっている状況とは考えにくい。
日本で確認されたラムダ。封じ込めれば、新たな驚異の時間を稼げるかもしれない。
ラムダ株では、情報が限られているが、現在で28ヵ国で確認されている。
1か月前はラムダ株の方法が殆どなかったが、ここ最近はヒットする。
Tennesseanでは、3つの要約をしている。
- 米国ではCOVID-19の亜種としてデルタ亜種が主流となっており、ラムダの脅威が迫っています。
- ラムダ型は感染力が強く、COVID-19ワクチンへの耐性も高いことが研究で明らかになっています。
- WHOは、ラムダ変異株を "懸念される変異株 "に対して "関心のある変異株 "としてフラグを立てた
アルジャジーラの地図からも、米国で感染が確認されている。米国は日本と同じく現時点ではデルタ株が主流であり、デルタ株がほかの変異株に移り変わるタイミングを確認していくことが手掛かりになるかもしれない。それであれば、感染がピークアウトしたイギリス、インドの状況を見ていくことも手掛かりになるかもと思った次第である。
照明をLED電球にかえてみた
20年程天井の照明に蛍光灯のシーリングライトを使っていた。ところが照明器具の故障で、蛍光灯が一切つかなくなってしまった。蛍光灯はインバータ回路で、ヒューズが切れていて、部品が1個焦げていたのでこれを変えれば直るかなと思ったが、この分野の知識は皆無なのであきらめた(残念)。
天井のシーリングライトは今はLED照明で1万円以下でも購入できるみたいだ。美観的よりも機能的に明るく照明したいということで、LED電球を取り付けることができる器具をAmazonで購入した。
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天井にシーリング用電球ソケットを取り付ける。
4分岐ソケットにLED電球を取り付ける。
電球をつけたものを天井に取り付ける
電気をつけてみる。電球色が2個、白色が2個。白熱電球60Wクラスのものが4個だ。
うーむ、写真の色が実際と違う。フラッシュで撮影してみよう。
ちょっとは色味加減が白っぽくなった。
さらには、部屋の上の方を撮影してみよう。
カメラで映すと、照明の場所だけが明るく写ってしまう。でも、明るさは結構なものだ。消費電力は6.7W×4=26.8W。ざっくり30W以下だ。白熱電球だと240Wで相当ポカポカするのではないかと思うけれど、30Wでこの明るさはスゴイ。
美観的にはコメントいっぱいかもしれないが、機能的にはこれで十分かな。
あと、LED電極でも壁スイッチのOn/Offで切り替えることによって調光できるものもあるようなので、それをチョイスするのもいいかもしれない。
ラムダ株 (Lambda variant) (3)
感染症専門医の忽那賢志先生の記事が掲載されたので、さっそく読んでみた。
現時点では情報は限定的であるが、引き続き関心をもっていこうと思う。
それでも、今日は検索するといくつかはヒットする。その中で、
図ではどのスパイク蛋白質が変異して感染性(赤い矢印)、中和抗体の抵抗性(青い矢印)について説明されているが、既説のとおり、452番目と490番目が関与していることを示している。いずれもACE2に結合するためのRBD(Receptor Binding Domain; 受容体結合領域)に関与しているのでより感染性が高いことを示唆している。
このコンテンツの中で、ラムダ変異株に関係するところをDeepL翻訳
ラムダ変異株の進化的形質
- bioRxiv*プレプリントサーバーに掲載された新しい研究では、分子系統解析を用いて、ラムダバリアントの進化形を研究しました。
- 今回、研究者らは、Lambda Sタンパク質のNTDにRSYLTPGD246- 253N変異が挿入されていることが、病原性の増加に関連していることを明らかにしました。この突然変異は、南アメリカの国々でラムダの変種が急速に広まった原因となっています。
- 本研究の著者らは、Lambda変異体の重要なウイルス学的特徴として、a)RSYLTPGD246- 253N、L452Q、F490S変異によるウイルス誘発免疫反応への耐性、b)T76IとL452Q変異による感染率の向上、の2点を挙げている。
- この研究により、Lambda SはLambda+N246-253RSYLTPGD S誘導体と比較して、ワクチンで誘発された抗血清に対する耐性が高いことが明らかになった。
- もう一つの重要な点は、RSYLTPGD246-253N変異がNTDの「スーパーサイト」の構成要素と重なっており、これが免疫優勢部位であることを示していることである。したがって、この部位の変異により、Lambda変異体はCOVID-19ワクチンによって誘発される免疫応答から逃れることができたのです。
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