Graphcel(フリーソフト)
グラフを作りたいときに、Graphcelというフリーソフトは有用だ。このフリーソフトは仕事で懇意にしている方から教えていただき、ブログを作ったときにはこれは乗せてみようと思ったくらい衝撃だった(いまそれを書いています)。
以前は、グラフが描かれた図をスキャナーでスキャンして、Adobe Illustratorでその画像を表示させ、x軸からグラフの線上に垂直に線を引っ張ってその線の長さを数値換算してデジタイズしていたことが嘘のようにできてしまう。Graphcelを知らなかったために、こうした苦労は今となってはいい思い出(というか何回もそんな面倒な方法でようやったもんだ)になっている。
今までよくやっていたのが、LEDの分光特性のグラフを描くために、可視光とされる380~780nmの401点の値をIllustratorで401回線の長さをちまちま測ってExcel上のデータに落とし込んでいた。例えば、下記の白色LEDの分光特性のグラフ。
ちなみにこのLEDメーカーの類似した型式の紹介ページにはデジタイズすることなく、ホームページからスペクトルの数値データをゲットできる(下記頁のSpectrumタブを表示する。便利な時代になったものだ(嬉))。
このグラフのグラフ描画部分を切り取る。
枠線と補助線等を例えば「ペイント」で消去する。左側はゼロ直線になっているがこの部分が無いとグラフにならないので、残した。
Graphcelで上図の画像を取り込む。
もともとあった、X軸、Y軸の最小値、最大値を左側の入力する場所に入力した。そして、「数値化」というボタンをクリックすると、「設定」タブから「データ」タブに変わって数値が表示されるようになった。
さらに、「設定」タブのおぷしょんに、「Excelに自動出力」にチェックマークを入れたので、数値化された後自動的にグラフが表示される。
このExcelのグラフの体裁を整えれば、なかなかいい感じになる。
Graphcelは上述の例ではLEDの分光特性に使っているが、他にも色々使えると思う。もう一つ例を紹介する機会があれば後日それを述べたい。